【映像】PhotoshopのAI機能で遊ぼう〜生成系篇〜
まずはこちらの写真をご覧ください!
↑の写真、一見なんの変哲もない写真に見えませんか・・・?
実は!この写真にはとある秘密が隠されているのです。
◾️Photoshopってなに??
まずは、この記事のタイトルにもなっているPhotoshop。なにそれ・・・??と思った方もいらっしゃると思います。
ずばり!Photoshopは、Adobe社からリリースされている、世界で最も有名といっても過言ではない画像編集ソフトです。
写真や画像の加工・色の調整、複数画像の合成、テキストの追加や装飾などが自在に行える高機能なツールで、ここで一言では紹介できないほど多種多様な機能があり、作れる制作物の幅がとにかく広いのが特徴です。
その分、習得難易度が少し高いのが難点ではありましたが・・・・
なんと!
2023年にAIによる編集機能が実装され、大まかな作業なら簡単にこなせるようになってしまいました!
今回はその最新機能、AIを使った画像加工の機能を使って少し遊んでみましょう。
◾️AI編集を使ってみよう
今回、加工して遊んでみる画像はこちらです!
きれいな海の写真ですね、今回はこの写真を加工していきます。
◾️物体を消してみる
まずは、写真全体を見たときに少し異物感を放つ、中央の人物の足元にあるコンクリートのでっぱり。これを消してみましょう。
AI機能実装前は少し技術を要したこの作業、実はAI技術を用いるととても簡単にできてしまいます。
まずは、選択ツールでこのでっぱりを大雑把に選択します。
すると、上の画像のようなメニューが現れます。
このメニューの「生成塗りつぶし」をクリック、テキストボックスが現れますが何も入力せずに「生成」ボタンをクリックすると・・・・!
見事!邪魔だったでっぱりが綺麗さっぱり消えてしまいました!
作業時間にして数秒で、全く違和感なく対象を消すことができましたが、このままだと左のでっぱりも残っているのでこれも同じ作業で消してしまいましょう!
はい、30秒とかからず両サイドの出っ張りを消すことに成功しました!
次は、写真左上の岩の小島に注目してください、なんだか少し物足りない印象を受けますね。
そういう時もAIの出番です・・・!
◾️物体を足してみる
まずは、小島を先ほどと同じように選択ツールで囲って「選択塗りつぶし」をクリックします。
そして出てきたテキストボックスに、今回は「灯台」と入力してみましょう・・・!
このテキストボックスですが、空白のまま生成すると選択範囲の中の物体や景色を周囲に応じて違和感のないよう消すことができますが、生成したいオブジェクトを入力することで、無からそのオブジェクトを生成してしまうことができるのです!しかも日本語対応!!
さて、今回は「灯台」と入力しましたが、これで生成ボタンをクリックすると・・・?
なんと立派な灯台が生成されたではないですか!
違和感が全くないわけではありませんが、ここからさらに直接手を加えることで違和感をほぼなくすことはできます。
が、しかし!今回はAI機能のみを用いて編集してみたいと思いますので、このまま次の作業にうつってみます。
◾️物体を差し替えてみる
段々といい写真になってきましたが、写真中央に写る筆者像が海に似つかわしくないような気がしてきました。
なので!次は筆者像を海に似つかわしい何かに差し替えてみましょう。
再び選択ツールを用いて対象を選択し、テキストボックスに差し替えたいオブジェクトをテキストで入力します。
今回は、やはり波止場といえばということで「釣り人」と入力してみました。
果たして結果は・・・?
出ました!立派な海の男!!
海を眺めて佇む釣り人が生成されましたね。
まるで港町を舞台にした映画のポスターのような、とても雰囲気のある写真になりました!
◾️残りを整えよう
ここまで作業して一つ、大事なことを思い出しました。
実は私、海より森が好きです。
あぁ、だんだん森が恋しくなってきました・・・海は飽きた・・・・
もうこうなったらいっそのこと!!!
先ほど生成した釣り人を範囲選択したあと、「選択範囲を反転」機能を使って、釣り人以外を全て選択したあと、「森林」と入力してみました。
果たして結果は・・・・?!
先ほどまで波止場だった写真が見事に見晴らしのいい山道のワンシーンになりました!!
お気づきの方もいらっしゃると思いますがこちらの写真、元の写真の要素はほとんど残っておらず、99%AIが生成した写真になっているのです!
冒頭でこの写真を紹介した時は、まさかこの写真はAIが生成したものだとは思わなかったことだと思います。それほど現代のAIによる画像生成技術は進歩しているのです。
比較してみると、構図の一部に面影が残っているのがわかります。
元の写真の波止場は、奥行き感のある山道へと姿を変えてはいるものの構図としては残されており、画面中央に横に伸びている水平線は、眼下に見下ろす森林へと変化しました!
◾️まとめ
今回、Photoshopに新たに追加されたAI機能を使って遊んでみました。
AI機能以外にも、手動でできる様々な作業がありますが、冒頭で説明した通り習得難易度は決して低いとは言えません。
しかしご安心ください!日本写真映像専門学校では、Photoshopについて学ぶ授業がございます!!
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