カテゴリー:職業紹介
SHASEN お仕事図鑑
【舞台-02】照明
舞台照明とは、舞台上のあらゆる光の効果をいい、感情や状況を光を用いて表現する部署です。
《流れ》まずは台本を読み、光をイメージします。そのうえで、脚本家、演出家と打ち合わせを行い、光のイメージのすり合わせを行います。打ち合わせたものをもとに、プランを作成し仕込み図(どんな明かりをどこから当てるか、そのために必要な機材をどこに仕込むか。などを書いた設計図のようなもの)を完成させます。
仕込み当日は必要機材を揃えて劇場に入ります。灯体を吊って、明かりが点くことを確認し、光をつくります。本番はCue・キッカケに合わせて光を出していきます。公演が終わればバラシをして持ち帰るまでが仕事です。
私たち映像クリエイション学科、舞台製作コースでは、学校内に公演可能なホールがあるため、上記の流れを学校で行うことができます。また、実習として外の劇場に行くこともあります。その際は、照明増員として実際に灯体を吊る作業などをさせていただいております。
照明は光を用いて役者の感情や状況を演出することができる部署です。舞台上の役者とともに演技をしているように、照明も光を演出する役割があります。
照明としての技量も大切ですが、作品に寄り添ってより良いものをつくりだす、という気持ちも大切な心構えとなります。
◆《Cue・キッカケ》とは…舞台上における俳優の演技・大道具・照明・音響などの転換や変化の合図になるような事柄を指す。