SHASEN NAVI

卒業生の活躍

2020.09.07 卒業生の活躍, お知らせ

卒業生の内倉真一郎さんが新作個展を開催されます。

 

 

本校の卒業生で写真家の内倉真一郎さんが個展「私の肖像」を開催致します。

 

新作「私の肖像」は今秋写真集としても赤々舎より出版されます。

 

現在、本校で開催をしております。

 

「SHASEN Art Festival」でもオリジナル作品を飾らせていただいております。

 

個展会期中アーティスト・トークも開催致しますので、皆様是非ご高覧下さいませ。

 

下記が詳細になります。

 

【 KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY 個展開催 】

–  内倉 真一郎 新作個展「私の肖像」開催 –

■会 場 KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY

■会 期 〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布 5F

■開 廊 2020年9月26日(土)~ 2020年11月7日(土)

​■開 廊 水〜金 13:00〜20:00|土 12:00〜19:00 (日・月・火・祝休廊)

■TEL:  03 5843 9128

■HP:   http://www.kanakawanishi.com/exhibition-ph016-uchikura

▼オンライントークイベント

URL:https://youtu.be/42xKKqcmwJc

■日 時: 2020年9月27日(日)19:30〜20:45(予定)

■場 所: YouTubeライブ配信(無料/どなたでもご視聴いただけます)

■登壇者: 内倉真一郎(写真家)× 姫野希美(赤々舎・代表)× 町口景(アートディレクター)

        河西香奈(モデレーター/ KANA KAWANISHI GALLERY ディレクター)

 

■登壇者プロフィール

 

姫野希美(ひめの・きみ)

出版社 赤々舎代表取締役、編集者。2006 年に赤々舎を設立。

写真集、美術書を中心に200冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の 浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』、第43 回同賞の藤岡亜弥『川はゆく』などがある。2018年より大阪芸術大学教授。-​

 

町口景(まちぐち・ひかり)

1975年神奈川県生まれ。アートディレクター、デザイナー。

兄である町口覚が主宰するデザイン事務所MATCH and Companyにて、数々の活動をする。

岡田敦『I am』、名越啓介『SMOKEY MOUNTAIN』他、石川竜一『絶景のポリフォニー』他、アントワーヌ・ダガタ『赤穴』、ヨーガン・テラー×荒木経惟『Araki Teller, Teller Araki』、川島小鳥『つきのひかり あいのきざし』他、東京五輪・パラリンピック公式誌『GO Journal』など、多くの写真集や雑誌を手がける。マグナム・フォト『マグナム創設の原点』、立木義浩『1959~2019年 時代』などの写真展、宇多田ヒカル『初恋』他、星野源『Same Thing』などのCD・LPのアートディレクションなど、活動は多岐にわたる。

 

 

内倉 真一郎 (うちくら・しんいちろう)

 1981年、宮崎県生まれ。日本写真映像専門学校(大阪)卒業後独立し、現在は宮崎県にて活動。

主な個展に『十一月の星』(2018年、EMON PHOTO GALLERY、東京)、『犬の戦士団』・『十一月の星』(2018年、居藝廊G.GALLERY、台湾・台北)、『PORTRAIT』(2017年、BLOOM GALLERY、大阪)など。

主なグループ展に『第8回大理国際写真祭』(2019年、中国・大理)、『My Body, Your Body, Their Body』(2019年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『第2回寧波市国際写真祭』(2017年、中国・寧波)、『YP』(2017年、清里フォトアートミュージアム、山梨)など。

主な受賞歴に第41回キヤノン写真新世紀優秀賞 (2018年澤田知子選)、 第33回・34回・36回キヤノン写真新世紀佳作 (2010年清水穰選、2011年大森克己選、2013年椹木野衣選) 、第7回EMON AWARDグランプリ (2018年) 他多数。作品集に『十一月の星』(2019年)、『Collection』(2019年)など。2020年9月、新作『私の肖像』を赤々舎より刊行予定。

 

【 KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYより抜粋。】

「KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYは、写真集『私の肖像』(赤々舎)の刊行を記念し、

2020年9月26日(土)より、内倉真一郎個展『私の肖像』を開催いたします。

黒い背景の前に立つのは、撮られることを職業としない、一般の人々。自然光の元で何百枚と連写撮影を重ねるなか、

そんな彼らの得も言われぬ存在感が放たれる瞬間を、内倉は写真に捉えていきます。

被写体が人生を通し重ねてきた「既知の個性」を写真に投影することが良いポートレート写真の定義であるとすれば、

本作はそれとは異なるのかも知れません。手法的には極めて王道的なポートレート写真でありながら、

その一枚一枚には独特の質感が伴い、写真だけが捉えられる特有の「気配」を内に湛えながら、

鑑賞者を不思議な世界へと惹き入れていきます。

本展では、プリントを鑑賞することでこそ体感できる、奥深い肖像写真の世界を繰り広げます。

会期に合わせて刊行される写真集と合わせ、是非ご期待頂けましたら幸いです。」

 

 

【 アーティストステートメント 】

「私の肖像」

私は写真館で働いている。

記念写真を撮り、その後、お客様にお願いをして作品を撮る。

あるいは、こちらから声をかけて撮影を行ったり、静かな場所でじっと人が来るのを待ち撮影する。

太陽光の下で黒いステージに立つあなた。

指示もしていないのにカメラ目線になったり、私に笑顔を見せたり、マスクを外したりする。

私は、約5分から10分の間に、500カットから1000カットの連写撮影を行う。

すると思いもよらない、無意識の中にある表情が写真に現れてくる。

それは、肉眼では確認できないさらけ出された表情、あるいは体の原始的な微妙な仕草。

私は撮り、選び、プリントする時に思うことがある。

大量のカット数の中から「あなた」をセレクトしていく過程では、

撮れた確信なるものが、その後のセレクトで消えることもあり、

撮れなかったかもしれない状態で、新たな「あなた」に出会うこともある。

もしかしたら誰しも、今の自分は絶対の存在ではなく、

無数の自分というものを秘めているのではないだろうか。

私は自己をレイヤーのように「あなた」に重ねる。

拡散され融合されたモノクロームから浮かび上がる「あなたと私」。

それは、一枚の写真となり、二度と出会うことのない未知の存在のようだ。

「私の肖像」は連写から生まれた彫刻のように、蓄積された「あなたと私」との愛の関わりである。

内倉真一郎