本校を卒業して、沖縄で文化や自然を撮り続けている写真家、大塚勝久さんが令和6年度自然公園関係功労者「環境大臣表彰」をされました。

 

個人２２名、３団体の表彰者の代表として登壇した大塚さんは表彰に次ぎ、謝辞を述べられました。

今回の表彰は、大塚さんの写真集「平久保半島サガリバナの原風景」がサガリバナ大群落の国立公園化に貢献したことが一番の理由とのこと。

 

 

 

 

 

大塚さんは

「日本最南端八重山諸島に通い続けて五十年、とくに竹富島では今は亡き先人たちから生き方を学び、写真家として「人間性の原点回帰」なる大きなテーマを頂きました。

写真集「うつぐみの竹富島」（琉球新報社）など２冊を上梓でき、記録写真も島（竹富公民館）との共有財産になっております。叱咤激励、お世話になった方々のご冥福をお祈りいたします。

そして2010年には米盛三千弘・邦子ご夫妻との出会によって、石垣島平久保半島サガリバナ大群落に接し、国立公園化に向けての中央環境審議会委員現地視察に、写真集「平久保半島サガリバナの原風景」（南山舎）が貢献できたことは、写真家としてこの上ない喜びであります。

サガリバナの大群落や天然の星空、そして海・山・森と亜熱帯の豊かな生態系、自然景観が原初の形で息づいている平久保半島。

郷里の誇りとして次世代に繋いで頂けたらと思います。」

と受賞の思いを語られました。