【写真コミュニケーション学科】堤 悠貴さん / 岩佐 淳平さん特別講義
本校の卒業生である堤 悠貴さんと岩佐 淳平さんにお越し頂き、写真コミュニケーション学科1年生に
向けた特別授業を行いました。
堤さんは、博報堂プロダクツで働く傍ら写真作家活動を精力的に行い、写真展示や個展などを行う活躍をされております。
岩佐さんは現在実家の写真館の4代目として家族写真などのポートレートを中心に活躍されています。
2人とも業界の最前線で活躍している若手フォトグラファーです!
授業では各写真業界のお話から始まり学生時代に頑張った事や社会人になるにあたってどのような能力が必要になるかなどお話いただいた後は本校のスタジオで撮影実習を行いました。
実習では学生が普段使用している機材やスタジオを使用し、モデル役には本校の学生を起用しています。
自分たちが普段使用している機材を使う事でリアリティが増し、プロフェッショナルとして培ってきた技術を体験できたと思います。
まずは岩佐さんの実習からスタートです!
岩佐さんはお仕事上プロのモデルさんは撮影されません、地域のご家族を撮影されることが多いそうです。
撮られ慣れていないお客様に対して、普段か注意しているお声がけや撮影時の提案力の重要性などとても勉強になりました。
続いては堤さんの撮影実習です。
普段広告写真を撮影している、堤さんは1枚の広告写真が出来上がるまでの現場のお話を元に人物と商品の2セットを組みました。
人物を撮る時も商品を撮る時も考え方は同じで、違うのは被写体のサイズだけと語った堤さん。
仰った通りに目の前で実演してくださり学生も釘付けになっていました。
第一線で活躍するプロフェッショナルの2人ともカメラを構えた瞬間に雰囲気が変わり、格好良かったです。
授業終了後は学生の作品のレビューや質問全てに答えていただきました。
最後には堤さんと岩佐さんが実習で撮影された写真と体験をした学生の感想です。
堤さん、岩佐さん本当にありがとうございました!
お2人から広告制作会社と営業写真館それぞれの仕事内容や、「お仕事をする上で大切にしていることは何か」「大変なことは何か」などのお話があり、コース選択が迫っている1年生にとってはとても勉強になる時間でした。
また、学生に向けて、「今やっておいた方がいいことは何か」というアドバイスもしていただき、限られた学生生活での過ごし方を見つめ直すきっかけになりました。
撮影実習では、光の見方やライティングの方法など、普段の授業では見られないようなプロの撮影風景を見て圧倒されましたが、学ぶべき部分がたくさんあり、貴重な経験になりました。
堤さんと岩佐さんの講座を受けて写真館と広告写真とのライティングの違いにびっくりしました。
営業写真はシンプルで数が少なく、商業写真は大規模で多灯ライティングが多く、大変そうでしたが
商業写真でたくさんのライトを組んで人物撮影では自然光のような光ですごく綺麗でした。
他にも学生のうちに写真を撮る事の大切さなど凄く勉強になりました。
この講座を受けてもっと自分の写真に対してのモチベーションと写真の面白さを改めて感じました。
・杉原さん感想
堤さんと岩佐さんの講義を受けて、基本的な撮影方法など多くのことを教わりました。
また私は、実際に岩佐さんに写真を撮っていただきました。
その際、初対面にも関わらず、被写体の私たちの表情を上手く引き出すように、雰囲気を作っていただいて、撮影される側としてもとても気持ちがよく楽しかったです。
この撮影や講義全体を通して、撮影技術だけではなく、コミュニケーション能力や、写真を続けていく覚悟の大切を改めて知ることが出来ました。
私も写真をする人間として、このような機会は非常に価値のあるものとなりました。
自分たちが目指している写真家・フォトグラファーにお会いして、直々に話をお聞きできる貴重な体験でした。
お二方の話を聞くと、写真が好きであるということは勿論、写真に対する向き合い方や探究する熱量に圧倒されました。
学生時代から、堤さんは昆虫写真家の元へ昆虫写真を学ぶために足を運び、岩佐さんは旅行先で工場にアポを取り、働く人のポートレイトを撮影されたとお話しされていました。
学生時代から自分のやりたいことにガムシャラに行動を起こされていたことを知り、学生の頃の先輩方みたいに負けないように、自分も貪欲に写真に取り組まなければと思いました。