SHASEN NAVI

卒業生の活躍

2016.08.17 卒業生の活躍

桑島秀樹さん 写真展に参加

本校講師、卒業生の桑島秀樹さんがDIESEL ART GALLERY にてグループ展に参加します。

 

 「MASKS(マスクス)  An exhibition curated by Kult in collaboration with ASHU」

会期:2016年8月19日(金)-11月11日(金)

会場:DIESEL ART GALLERY(DIESEL SHIBUYA内)

WEB:www.diesel.co.jp/art

 住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F

開館時間:11:30-21:00 

休館日:不定休

 

 

DIESEL ART GALLERYでは、8月19日(金)から11月11日(金)まで、アジアの尖鋭的アーティスト26組による“MASKS”展を開催いたします。シンガポールの異能集団Kult(カルト)によるキュレーションのもと、シンガポール・タイ・インドネシア・フィリピン・台湾・韓国・日本の7か国から、異なる背景を持って活動するアーティストが結集します。

 

CONCEPT :

幾世紀にもわたる長い歴史の中で、MASK=仮面は物語をかたる道具でした。

演劇・祭祀・仮装・変装など、娯楽から実用まで様々な場面において、人はMASK=仮面を用いることで、変身したり逃避したり、

時には姿をくらますこともできたのです。ネットコミュニティにおける自己の化身であるアバターなど、オンラインで誰もが新しい

人格を作り出す新たな時代を迎えて、こうしたMASK=仮面の効能が、いよいよ明らかになってきました。

本展「MASKS」には、東南アジアから東アジアにかけて、7か国という広い地域で異なる背景を持って活動する26組のアーティスト

が参加。彼らの作品を通じて、「現代のMASK=仮面」が意味するものを探ります。

アジアのハブシティ東京に位置する DIESEL ART GALLERY という磁場に、シンガポール・タイ・インドネシア・フィリピン・

台湾・韓国・日本から、ストリートアート・立体作品・イラストレーション・工芸などの「MASK=仮面」作品が結集する本展が示す

のは、アジアに新しく生まれつつある、越境的でアンダーグラウンドなアートシーンなのです。

 

Hideki Kuwajima(桑島秀樹)

1964年生まれ。大阪府出身、京都府在住。日本写真専門学校卒業。1997年より、個展やグループ展など、内外の数多くの展覧会に参加し、写真や彫刻作品の出品を続けている。2000

年、「APA日本広告写真家協会APA2000」グランプリ受賞。桑島の写真は、自分の想像とはまったく違う自身の姿が写真に映っているのを目にした時に感じる、心をかき乱されるような

気味の悪さをとらえようとしている。本展出品作の制作にあたり、彼は様々な角度からセルフポートレートを撮影し、複製スライドフィルムを元に、ライトボックス上でイメージをさらに抽

象化させるなど、幾つものテクニックを駆使した。本作において注意深く様々な表情をとらえるそのプロセスは、アイデンティティ、セルフポートレートなるもの、表現についての疑問を

投げかけつつ、人々の何気ない普段の生活の中で抑制された多くの感情をほのめかしている。真実の自分とは何であるか、そしてまた日常生活の中で「現世を忍ぶ」ための仮面の構築が

比較的容易であることについて、桑島は思いを巡らせている。